【REVIEW FILE】古いのに、新しい。3人が語る『皆殺しに手を貸せ』

荒野。復讐。銃声。血しぶき。
そして、ざらついた16ミリフィルムの質感。
オースティン・スネル監督が、マカロニ・ウェスタンとジャッロへの偏愛を全編に叩き込んだ『皆殺しに手を貸せ』。作家、放送作家、映画監督から寄せられたコメントをご紹介します。

浅尾典彦(夢人塔代表/作家/治療家)

タランティーノ監督がかつて憧れた、あのマカロニ・ウェスタンが帰って来る?しかもアメリカ映画で!16ミリにこだわり、コダックフィルムの荒い粒子やキズやほこりも懐かしく、1960年代の体臭を漂わせる。しかもアメリカ映画だ。死神に魂を差し出してまでも夫の復讐に燃えたモリー・プレイの、血を血で洗う壮絶な死闘の記録とは?”魂の叫び”にアドレナリンは爆上がりし、ノスタルジーの古傷が痛む。マニア必見のエンタテインメントだ!!


松平光冬(放送作家)

『皆殺しのバラード』『みな殺しの拳銃』など一連の“皆殺しムービー”マニア待望!夫を殺され死神と同化した妻の怨念をバイオレントに描くのに、ザラついた16ミリフィルムがこれほどまでに適しているとは。ある者は懐古に浸り、またある者は斬新を得るであろう、温故知新な1本!!


溝井辰明(映画監督)

マカロニ・ウエスタン×ジャッロという新感覚西部劇。映画を観ながら、これって新作だよな…と確認してしまいました。それもそのはず、全編60年代のフィルムカメラで撮影するという、もはや狂人の域のこだわりっぷり!マカロニ・ウエスタンなのに監督はアメリカ人ってのがまた面白い。荒野に響く聴き慣れた銃撃音、景気良く噴き出す血しぶき。古いのに新しい『令和版マカロニ・ウエスタン』が今ここに誕生!

16ミリの傷が、映画を生き返らせる。

懐古。
復讐。
血しぶき。
そして、フィルムに刻まれた本物の傷。

3人の言葉に共通するのは、過去のジャンル映画をなぞるだけではない、
“古い映画を、いまの時代にもう一度生き直す”という感覚だ。

マカロニ・ウェスタンとジャッロ。
1960年代の匂い。
ざらついた16ミリ。

そのすべてを抱えて、『皆殺しに手を貸せ』は新作映画としてスクリーンに現れる。

ぜひ、その目で確かめてください。
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