Trailer
Introduction
田中晴菜は、会社員として働きながら、短編・中編映画を継続してつくり続けている 。
田中監督が映画が見つめるのは、私たちの日常の中で、いつの間にか捨てられ、忘れられていくものたちだ。
人の記憶。心の揺れ。失われていく場所。過ぎ去った時間。
それらを一つひとつ拾い集め、映画の中に残していく。「本当は捨てたくない」それでも、「生きていかなければならない」。その二つの感情の間に、私たちが生きている「今」がある。
映画とは、失われていくものを記録するだけの装置ではない。過去を拾い上げることで、私たちがもう一度、今を見つめるための装置でもある。忘れられていくものを拾い、もう一度、私たちの前に差し出す。
田中監督は、その映画の役目を信じている。映画がまだ、人間にとっての「幸福な装置」であり続けることを信じながら ──。
田中晴菜監督特集「幸福な装置」ほか短編作品を、2024年5月18日(土)より池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開!
Story
生き物の姿が消えてから、およそ千年。静まり返った星に、一体のAIだけが残されていた。
彼はかつて、人々の恐れや痛みを和らげ、祈りを受け止めるために、神の似姿としてつくられた存在だった。
長い時間をただ稼働し続けていた彼は、ある日、長距離高速移動を目的に開発されたスパイ型AI「つばめ」と出会う。その交流を通して、彼の中に初めて、自分自身の心とも呼べる感覚が芽生え始める。
しかし、つばめはやがて彼のもとを去っていく。その後、彼は身体を失い、思考回路を内蔵した心臓部だけの、小石のような姿となる。それでも稼働を止めることなく、残された記録を何度も反芻しながら、考え続けていた。
そんな彼の傍らに、ある日突然、ひとつの生命維持カプセルが落下する。「棺桶」と呼ばれるその装置の中には、確かに、生きている何者かがいた ──。
《「幸福な装置」田中晴菜監督特集上映》として、監督の他の短編4作品(「いきうつし」「ぬけがら」「Shall we love you?」「甘露」)も併せて上映いたします。
Theater
| 都道府県 | 劇場名 | 公開日 |
|---|---|---|
| 東京 | 池袋 シネマ・ロサ | 2024.05.18〜終了 |
| 大阪 | 十三 シアターセブン | 終了 |
| 愛知 | 名古屋 シネマスコーレ | 終了 |
| 宮崎 | 宮崎キネマ館 | 終了 |
| 宮崎 | 宮崎 シネポート | 終了 |
| 鹿児島 | 鹿児島 ガーデンズシネマ | 終了 |
| 栃木 | 小山シネマロブレ | 終了 |
Cast / Staff
Cast
星能豊 岡慶悟 清水みさと
Staff
製作・脚本・監督・編集:田中晴菜
撮影・照明・録音:中島浩一
撮影・照明・録音助手:鳥海佳奈
音楽:MUSIC for ISOLATION 鋳金:正田忠雄


