俳優 サラハ Interview
サラハ
学生時代から芸能界に憧れ、高校時代にモデル活動を志して芸能活動を開始。撮影現場を知るためにエキストラの仕事を経験し、次第に演じることへの興味を深める。演技未経験からオーディションに挑戦し、高橋佑輔監督の「キラークイーン」シリーズで主人公・業力レイナ役を務める。映画『キラークイーン/Beyond School』(2024年)、『キラークイーン/Phantom School』(2026年)に主演。触手を使ったアクションや特殊造形、VFXを伴う演技に挑みながら、シリーズを通じて俳優として成長を重ねてきた。自身とレイナを重ね合わせ、「もう一人の人生を生きているよう」と語るほど、役柄への強い愛着を持つ。
( Chapter 01 )
モデルへの憧れから、業力レイナとの出会いへ
──まず、サラハさんご自身について教えてください。芸能活動を始めたきっかけや、俳優という仕事に興味を持つようになった経緯をお聞かせください。
サラハ: 小学生の頃から漠然と芸能界への憧れはありましたが、身近に挑戦できる環境がなかったため、高校生になるまではごく普通の田舎の学生として過ごしていました(笑)。
高校生になってからは、親の反対を押し切って芸能活動を始めました。当時はモデルを志望していて、モデルとして知名度を上げ、いつか自分のブランドを持つことが夢でした。そのため、まずはどんな形でも自分を知ってもらう機会を増やしたいと思っていました。
演技の経験はまったくなかったので、まずは撮影現場を自分の目で見てみたいと思い、エキストラの仕事を始めました。現場を経験するうちに、次第に「セリフのある役にも挑戦してみたい」という好奇心が芽生え、オーディションに応募したことが、お芝居を始めるきっかけになりました。
──最初に『キラークイーン/BEGINS』で業力レイナと出会ったとき、どんな女の子だと思いましたか? ご自身と似ているところ、逆に違うと感じたところはありましたか?
サラハ: 最初は面倒くさがりな高校生だなと思いました。成績も良くないのに学校もサボる。どうしようもない子ですよね(笑)。
でも、情に厚くて行動力があるところは素敵だなと感じました。
似ているなって思うところは、行動力の部分ですかね(笑)。衝動的に動いちゃうところとかが特に。
( Chapter 02 )
もう一人の人生を生きる、触手とともに成長したレイナ
──短編『BEGINS』から『Beyond School』、そして『Phantom School』まで、レイナを演じ続けています。最初の頃と比べて、レイナへの理解や役との向き合い方に変化はありましたか?
サラハ: 2作品目、3作品目と撮影をするたびに、自分がこのレイナの立場だったらどう思うかなと、レイナの気持ちを考えられるようになった気がします。
本当にもう一人の人生を生きているような気持ちになれたので、そう感じられたということは、今はレイナのことをより理解できたのではないかと思います。
──レイナの身体に突然「触手」が現れるという設定を、俳優としてどう受け止めましたか? 特殊造形やVFXを使った撮影で、工夫されたことも教えてください。
サラハ: レイナ自身も最初は触手の存在を受け入れられなかったように、私も初めは受け止められなかったです。
ストーリーが進むにつれてレイナが触手と向き合い、成長していくのと同じように、私自身も触手の使い方やアクションを学び、共に成長したなと思います。
VFXでどんな感じになるか想像できないシーンに関しては、監督に「これ、どんな感じですか?」とストレートに質問して、レクチャーしてもらいながら演じました。
( Chapter 03 )
血まみれのアクション、その裏側にあった青春
──『キラークイーン』には血まみれのアクションと同時に、真っすぐな青春があります。以前「レイナとしても、サラハとしても青春を感じた」と語られていましたが、あらためて振り返ると、どのような時間だったのでしょうか?
サラハ: 友達とパンケーキを食べに行ったり、一緒に登下校したり、誕生日パーティーをしたり、授業を適当に受けてみたり。友達に囲まれたレイナの高校生活が青春でした。
撮影を通して、私自身も高校生に戻れたような、やり直せたような? そんな気持ちになりました。
撮影の休憩時に本気で体育館でバスケをしたり、共演者さんとTikTokを撮って、それが20万再生くらいのプチバズりをしたり……。そんな時間は私にとっての青春でした。
──レイナにとって、愛子さん演じるアンズはどんな存在なのでしょうか? また、長く共演してきた愛子さんとは、撮影を通してどのような関係を築かれましたか?
サラハ: 作品を通して一緒に過ごす時間が増えていき、休憩のときや移動のときに、プライベートなお話もできるような仲になりました。
年下だけどしっかりしていて、今では妹のような存在です。本当に可愛い。
──髙橋監督の現場では、特殊造形、血糊、触手、アクション、VFXなど、普通ではなかなか経験できないことが続きます。最初は驚いたけれど、今では当たり前になってしまったことはありますか?
サラハ: 血糊への抵抗はなくなりました。今までの人生で血糊まみれになることがなかったので、1作品目は恐怖心もあったのですが、1作品目からしっかり血糊まみれになったことで、その後、2作品目、3作品目は血糊をどんなにかけられても大丈夫になりました。
撮影中、血糊が足りなくなって、その場でスタッフさんが血糊を作っていたのはびっくりしました。
あとは監督の運動神経がすごくいいところです。重いカメラを持ちながらアクションシーンを撮影したり、ときには廊下を後ろ向きで走ったりしていて、その姿には驚かされました。
( Chapter 04 )
「間違ってなかったぞ!」レイナと歩み続ける未来
──3作品を通して、ご自身のお芝居で一番変わったと思うことは何でしょうか? また、初めてお芝居に挑戦した頃の自分へ、今ならどんな言葉をかけたいですか?
サラハ: この作品に出演するまで演技経験がゼロでした。なので、何もかもが変わったなと感じています。
初めての作品がこの作品で良かったなと感じているので、初めて芝居に挑戦した頃の自分へ「間違ってなかったぞ!」と伝えたいです。
── 業力レイナは、サラハさんにとって今どんな存在ですか? もしこの先もシリーズが続くなら、レイナにどんな未来を歩んでほしいでしょう。そして、俳優・サラハさん自身は、次にどんな役や作品に挑戦してみたいですか?
サラハ: もう大切な人を失わないような未来を歩んでほしいです。アンズとともに闘って、渋谷だけじゃなくて日本を平和にしていってほしいです。
私自身として、現時点では何か違う役や作品に挑戦したいというような気持ちは芽生えていないです。業力レイナのままでいたいですね(笑)。


