2026年9月2日、映画『愛のごとく』DVD発売を記念した一夜限りの特別凱旋上映が、池袋・新文芸坐で開催された。
上映後の舞台挨拶には、主人公の元恋人・イズミ役を演じた宮森玲実さんと、本作を手がけた井土紀州監督が登壇。1月23日の封切り公開以来、半年以上の時を経て、再び新文芸坐のスクリーンで作品を届ける機会となった。
この日の宮森さんは、なんと本作の撮影で実際に使用したイズミの衣装を身につけて登壇。スクリーンの中からそのまま抜け出してきたような姿に、作品を観終えたばかりの客席からも自然と注目が集まった。
舞台上では、封切り公開からこれまでを振り返りながら、再び新文芸坐で上映されることへの感慨を宮森さんと井土監督がそれぞれ語った。
今回の上映には、公開時から『愛のごとく』を追い続けてきたリピーターの姿もあれば、この特別凱旋上映をきっかけに初めて作品を観たという観客の姿もあった。
一度劇場公開を終えた映画が、DVD発売を機に再び映画館へ戻り、以前から作品を知る人と、新たに出会った人が同じスクリーンを見つめる。
それは、映画が公開初日だけで終わるものではなく、その後も人から人へと届き続けていくことを感じさせる時間でもあった。
舞台挨拶終了後には、パンフレットまたはDVDを購入した来場者を対象に、宮森さんと井土監督によるサイン会も実施された。
作品を観た直後の余韻を抱えたまま、出演者・監督と言葉を交わし、作品を手元に持ち帰る。そんな映画館ならではの時間をもって、一夜限りの特別上映は幕を閉じた。
劇場公開から半年以上を経ても、再び観客と出会う『愛のごとく』。
新文芸坐でのこの夜もまた、この映画が歩き続けている時間のひとつとなった。

